まいどーっ!堀デンキのカット君ですぅ~
いやーっ、今日も暑かったぁ・・・
どないやねん?この空・・・
もう朝から暑いわ!
エアコンコールも落ち着き
お盆までに片付けたいコト・・・
今日は腰道具を替えて
ペンチをコレに替えます?
そーなんですよ、店の前の庭の松の剪定
毎年お盆までに前庭の松の木4本の
選定だけは終えるんですが・・・
(ほかの松は盆過ぎてから・・・)
今年も7月の終わりから合間合間に
剪定しようと養生をして脚立を立てて
準備したとたんに暑くなり激忙に・・・
1本は合間合間の夕方の時間に剪定しましたが
後3本、今日明日の2日間で出来るのか?
松の木の剪定は熟練の職人でも手がかかり
丁寧にしようと思えば1日1本!
だから「金食い」と言われています・・・
最近は手間をかけずにハサミで切るだけ
下葉も古葉も取らずに横着な散髪が
増えていますが、風通しも悪く虫が湧き
見た目も不細工な、形も何もない・・・
選定ではなく散髪が多いいですが・・・
カット君は、昔の職人さんの剪定方法で
3年後の松の形を想像して選定していきます
このように下に伸びた枝は
切り取り棚の形を構成していきます
棚の下が揃うように形成します
伸びた葉は葉先を散髪するのではなく
新葉を10枚程度残してハサミで切り取ります
他のほとんどの庭木は葉先を切り形を
揃えます、だから葉刈と言いますが
松だけは葉刈ではなく剪定と言います
切り取った下に付いている古葉は
指でむしり取り
10枚程度の新葉を残します
切り取った所から、治癒しようと樹液が出て
そこから新しい芽が吹くんです
他の木は太い幹や太い枝からでも
どこからでも芽を吹きますが
松はカンタンには芽吹きません・・・
だから古葉をむしりつつ
わずかなちいさな新芽を落とさないように
繊細な指使いが必要なんです
新芽を落とし続けると、その枝は新しい葉が
育たず、来年には古葉が落ちて・・・
やがて葉が無くなり枯れてしまいます
松の木は根だけでなく、葉で雨を受け
葉から養分を吸収して育ちます
だから期の上の方は雨もお日様もあたるので
よく育ちますが、品に行くほど、雨も日も
あたりにくく新芽が出にくいんですよ
だから、上の棚はできるだけ雨や陽が下に
行き届くように隙間を空けるんです
それを「すかす」と言いますが
すかしすぎても枯れたり、形が悪くなり
剪定の難しいところなんですよ
コレくらいすかしていても雨水は下の棚
まで届きません・・・
雨が降ってきて、見上げて空が見える
木の下に入れが雨がしのげますよね
それを何段も下の棚(葉)まで
行きとどかせるのは難しいもんです
horidenki
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