まいどーっ!堀デンキのカット君ですぅ~
暑い暑い5月26日・・・
今日は「ゆっきょさん」の命日
「ゆっきょさん」?と言うのは・・・
カット君の娘のお婆さんの旦那さん?
一般的に言うと
カット君の親父になるんかなぁ?
今から55年前、左官職人だった、
ゆっきょさんが、いつものように夕方
仕事終わりに近所の酒屋で酒を呑んでいて
ある人が(しげちゃん言うんですが)
「ゆっきょさん、
これからは電気屋したら儲かるで!
あんた車持ってるし、
電気屋出来るんちゃうか?」
って、口車に乗って、
ほろ酔い気分で帰ってきて
「明日から電気屋するでな!」っ一言で
堀デンキ(堀電機商会)が誕生しました
家の座敷に扇風機を並べたら
当時高価な扇風機が飛ぶように売れて
当時の三菱電機販社の社長が視察にきて
「なんと、かわず(蛙)が鳴いている
ような所で扇風機を売っていた?」
と驚いて帰ったそうです・・・
しかーし、職人気質の親父は
物は売ってくるんだけど・・・集金をしない?
職人的には「毛根を貰うのは恥」って感覚で
「なんぼや?」って聞かれても
品物だけおいて「盆暮れでエエ!」って
手を挙げて帰ってきた次第で・・・
月末には支払しなければいけないのに
とにかく、お金を持って帰らず仕入れだけ
するので、資金繰りが大変だったようです
平成14年に古い茅葺き屋根の母屋を解体し
現在の家を建て10畳の座敷も新しくし
家宝の仏壇も真ん中に据えて家の象徴として
毎晩、どんなに酔っぱらっていても
お経をあげるのが、親父の日課でした
この座敷にはこだわりがあり
今では入手不可能な屋久杉を天井に張り
この場所で毎晩親父はご先祖様と
話をしていたようです
昔ながらの職人で、死ぬまで職人魂があり
最後まで商売人にはなりきれなかった親父
何よりも酒が好きで家族に見つからないように
一気に冷酒を呑む癖・・・
早や呑みでは誰にも負けなかったそうです
たまたま、職人さんが高価な大吟醸を
持って来てくれてお供えをしました
そんな元気だった親父が平成16年4月
金婚式を、子、孫、ひ孫とこの座敷で祝い
その1か月後に検査入院・・・
平成16年5月26日、朝仕事中に
危篤の電話があり、急きょ病院に走り
家族親族みんな来てくれて、担当医も
首を横に振り病室を出て行った後・・・
あれだけ酒好きだった親父の最後・・・
と酒を脱脂綿に染み込ませて
口にあててやりました・・・
すると、意識が無かった親父の口が
チューチューって吸い始めて?
また酒を染み込ませると
チューチュー勢いよく吸い・・・
目がパッチリ開けて喋りだし
親族に冗談まで言い出して?
担当医の先生も、なぜ?どうして?
魔法にかかったみたいに?
不思議な顔をしていました・・・が
その夜、またまた急変して
日付が変わった5月26日に
息をひきとりました・・・
親父がいなくなるまでは、
お経すら読んだことがなかったのですが
毎晩お経をあげ、お経を覚えました
そのごは親戚やご近所の方が次々亡くなられ
都度、導師としてお経をあげらせて
もらっていますが、
家の方はと言えば、最近は毎晩母親が
お経をあげるてくれるので、
最近はカット君が家でお経をあげることも
ありません・・・
しかし、1年に1回くらい・・・
せめて命日くらいはお経をあげないと
バチがあたるかな?
horidenki
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