まいどーっ!堀デンキ?い、いや植木屋の
カット君ですぅ~
今年は猛暑で電気屋のアルバイトが忙しく?
盆前に家の前の庭だけは手入れしたのですが
少し電気屋のバイト?も落ち着き
反町の里のイケメン植木屋!
やっと先日から本業に入っていますぅ~
植木屋の親父が残した負の遺産・・・
松は剪定に手間がかかり金喰いとも言われ
本職でも松1本丁寧に剪定しようと思えば
まる1日かかる・・・
そんな金喰いの、店の裏の松一式の裏庭!
生前親父に松の剪定を教えてくれ!
親父が出来んなったらどーするんや?
と言うと・・・
「教えてもお前ができるような代物やない」
「そんなに簡単に覚えれるモンやない!」
って教えてくれませんでした
ワシが出来んようになったら
根元からノコ引いとけ!って・・・
要するに、オマエごときに松の剪定が
できるわけない!職人をなめるな!って
だから根元で切ってしまえ!とのコト・・・
裏庭、中庭、前庭、姉の家、計20本の松
14年前に親父が死んだ時に・・・
親父の知り合いの造園屋に相談すると
20万円いると毎年庭に20万円・・・
そこで、ド素人のカット君、親父の弟子や
いろんな人に聞いて剪定を覚えました
流行のシルバーさんの簡易の剪定?
剪定とは言えん仕事(あれは葉刈りですね)
とは違いチャンとし剪定を目指して
14年!毎年20本もの松を剪定し始める
一般的には庭に松の木は1本か2本だと
思いますが・・・カット君ところには20本
聞くよりも慣れろ!です、毎年約2週間かけて
松と向き合っていると、徐々に解ってきました
始めは本当に何も解らず枯らしたことも
どんな形が良いのか?理想の形も解らず・・・
枝ひとつ切るにも・・・コレ切った方が
エエんかな?残した方がエエんかな?
ずいぶん悩んだ物デス・・・
生前親父は今、松の剪定を完成するんでなく
3年後、5年後に理想の形をイメージして
今年はこう、来年はこうなる、
3年後にこの枝が成長してこうなる
5年後に理想の形にするために
この新芽を活かしてこの枝は来年落として
コッチに枝を伸ばして棚を成型するために
今ココにハサミを入れる・・・
そんなことが
オマエに教えても覚えられん年期が必要や!
ってハサミを持たせてくれませんでした
他の職人が見れば良い形の松が多いい様です
カット君も14年やって、やっと少しですが
親父の言っていた意味が解ってきました
剪定の仕方で棚の形も変わる・・・
見る角度で全然違うモノになってしまう
子の角度から見ると2本の松がアーチを
作っているように見える・・・
34年前に親父は34年後にこのアーチを
イメージしてこの2本の松の配置をしたのか?
理想の形を1本1本イメージして
数年後を見据えて延ばす枝落とす枝を
見分けて剪定していく
生き物ですから弱ってる松、元気な松
それぞれに配慮してハサミを入れる
ハサミを入れる角度や残す葉の数・・・
親父の完成系はこんな感じやったんたろか?
アッチにいる親父はどう思っているんだろう?
なんちゅうことしてくれてるんや!って
怒ってるんかなぁ?
ま、ボチボチやな・・・って
褒めてはくれんやろけど・・・
なーんにも言うてくれんけど・・・
松も、なーんにも言わんけど・・・
まっ、エエかぁ・・・
horidenki
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