まいどーっ!堀デンキのカット君です!
いつも電気屋と関係ない投稿が多いいと、お思いのアナタ!
カット君、チャンと電気屋もしているのですが・・・
商売のコトつぶやいても、あんまり面白くないので
電気以外のつぶやきが増えてしまっています(笑)
で、今日は堀デンキのルーツを書いてみたいと思います
あんまり面白くないかもしれませんがお付き合いのほどヨロシクお願いします
さかのぼること今から54年前、先代の親父は左官職人をしていました
(親父の名前は幸男で「ゆっきょさん」と言われてました)
当時近くに酒屋さんがあり仕事帰りに職人仲間が集まり
立ち飲みをしてから帰宅するのが日課?となっていました、
ある日の夕方、いつものように酒屋で呑んでいると飲み仲間が
「ゆっきょさん、これからは電気屋が儲かるで!」
「あんた車持ってるから電気屋したらどうや!」って話になって
東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年、
テレビ、冷蔵庫、洗濯機が「三種の神器」と言われ
当時テレビの有る家は村に数軒しかなく
プロレスを観たさにテレビのある家に人が集まりました
「あーっ、家でもプロレス観たいなぁ~」と思っていた時代
電気製品など何もない田舎で知識がなくても
品物さえあればいくらでも売れた時代です
店舗もなく、家の座敷に扇風機を並べると
当時扇風機のある家も少なく、当時高価な扇風機が
飛ぶように売れていったそうです
テレビといっても14インチの1機種
冷蔵庫や洗濯機も容量も色も1つしかなく
カタログが無くても冷蔵庫はコレ!っていう時代です
昼間左官仕事をして、夕方一杯呑んで帰って来ると
電話がかかってきて「テレビ持って来て~」とか
昼間の左官仕事の家が「冷蔵庫欲しい!」とか
1機種しかないので見本を見て説明する必要もないのです
姫路の販売会社(三菱)に車で現金を持って仕入れてきて
お客さんところに持って行く、だけ・・・
調子に乗ってしまった「ゆっきょさん」・・・
藁ぶき屋根をトタンで覆った家の玄関土間を改造して店を造って
「堀電機商会」の看板を掲げて電気屋を始めてしまいましたぁ~
その後、薪で焚いていたご飯が電気で炊ける炊飯器や
冷めたご飯が温められる電子レンジが登場し
夏の暑さを凌ぐクーラーが発売され電気製品の開発と共に
どんどん生活が便利になっていきました
取り扱う商品も増えて機種バリエーションも増えて
専門的な知識や技術も必要となってきました、
が・・・ 「ゆっきょさん」は左官屋・・・
はははははっ そんなもん#&〇△%X
さらに、職人肌の「ゆっきょさん」
集金という習慣がわかりません?
ナンボでも売るのは良いのですが・・・
いかんせんお金を貰ってきません・・・
お客さんが「ナンボ?」って聞いても
「盆、暮れでエエ!」って手挙げて帰ってくるんです
問屋には月末に支払しなければいけないのに
入金が無いのです・・・
大変なのは母親です、ある日呑んで帰ってきて、突然
「明日から電気屋するから!」といきなり電話番させられ
家改装して店まで造ってしまい、後は母に丸投げ!
電気屋グループや会社との付き合いや配達、集金と走り回り
資金繰りにも困り実家に借金したり、
私の貯金にも手をつけたこともあったそうです・・・
一方、毎晩呑んで帰って来るノー天気な「ゆっきょさん」
さぁ、「左官屋ゆっきょさん」この後どーなってしまうのかぁ?
続きは明日~かな?
horidenki
最新記事 by horidenki (全て見る)
- あるもんでおねがいします・・・ - 2024年11月22日
- のびるんですぅ~ - 2024年11月21日
- 根性無し!とでも何とでも言ってください・・・ - 2024年11月20日